2013年5月1日水曜日

キルンキャスト

今回は自分が今取り組んでいる技法、制作工程についてお話しようと思います。

ガラスで一般に良く知られているのは吹きガラスですが
キルン(電気炉)を使って制作するものを「キルンワーク」といいます。
その中で私は主にキャスト(鋳造)で作品を作っています。

吹きガラスは最初から最後までガラスにつきっきりですが
キルンワークはガラスに触れるのはほんの少しだけ。
ほとんどは型を作ったり、という時間です。

原型はワックス(蝋)です。
調合したワックスをお湯に浸して柔らかくしながら形を作っています。







上記のものは今作りかけのものです。

以前のものですがもう少し分かりやすく。


ワックスで作った原型


石膏を塗り重ねていきます。


全部厚く覆ってしまいます。
内部のワックスを蒸気に当てて脱蝋します。

取り出すとこんな感じ


ガラスを型の中に詰めて窯入れ


ガラスが溶けて内部に流れました


石膏を割り出し


割り出したガラス、型どおりにガラスが流れます。
後はバリを取ったり、加工をして完成です。

手びねりワックスの型肌の質感が個人的に好きで
今はこのような工程で制作しています。

2013年1月29日火曜日

夏に向けても、これからも

夏にまた都内で個展をさせて頂くことになりました。
去年、上野で自分でレンタルで展示をして、そこから個展のお話を頂いて
またその展示で今回のお話を頂くことができました。

繋がる

細い糸だけれど、すこしづつ手繰ってこれているようです。

これからも制作を生活の基点として生活していきたいです。

その為にはやらなければいけないこと、お金、場所の確保、設備・・・などなど
が本当に多いということを思い知った二年間でした。

でもやはり一番怖いのは作らなくなってしまうこと。

それがなくなったら、本当に自分には取り柄が何にもなくなっちゃうな~(笑)

そんな感じでまた作っています。








2012年10月28日日曜日

個展「それは未明に」

先日おかげ様で無事、個展を終えることができました。
今回、初の企画展として扱って頂き、正直不安もありましたが
たくさんの人に来て頂いたり、お話したりとても
素敵な時間を過ごすことができました。

ありがとうございました。

今後もやりたいアイデア色々あります。
またその為に制作を頑張っていきたいと思います。













最後の写真は同時期に近くの美容室「festa」さんで展示させていただいたものです。
作品は以前作ったものですが、違う形での展示をしました。




2012年6月24日日曜日

木曽平沢へ行ってきました

前回ブログを更新したのが4ヶ月前・・・
月1くらいでできればなぁ・・・


モアノでの個展のときに、長野の木曽平沢で漆のプロジェクトを
立ち上げ中という方と知り合いになり、
レジデンスの計画も今後考えているという話もお聞きしたので、
とりあえず見に行ってみようということで行ってきました。


はい。
‘漆’ という素材は今までアート作品、漆器など見たことはあるけど
実際どんな素材でどんな技術、工程なのかというのはあまり知らず


それにしても景色はもちろんのこと、空気や音、そして人、
環境がとても心地よい所でした。





急な山間の中に家がぎゅっと集まっている木曽平沢
町並みも独特。
家々が隙間なく並んでいます。
一軒一軒、縦に細長いのです。
これは昔、通りに面している面積で税金が決まっていたからとのこと。



さりげなくある路地裏、長いです。
今後プロジェクトの拠点となる平食レジデンス
家賃1万円!
八月に改装も兼ねて壁、床一面を漆で塗るワークショップも
計画中とのこと、これはぜひ参加したいです。






滞在したのは二日間だけで、私がみたのはほんの一部、さわり程度でしたが
色々なことを見せていただきました。


ガラスに漆を塗っている工房も見させてもらいました。
残念ながら写真はありません・・・


生漆(木から採取したままの漆)を漉した後の和紙
何かに使えそーな・・・
以前は分業でそれぞれの工程の職人がいて、家具など大振りなものを
メインに作っていたそうですが、作る絶対数が減ってしまい
それぞれの職人、工房で売るまでの全部の工程を行う方向へと
移っていったとのことです。


実際尋ねたのは4件ほどですが、工房の方向性や
メインにしている商品など様々でした。




今後自分がどう関わっていくか、作品に漆を使うかなんてことは
正直まだわかりませんが、何かの形で関わっていければと思います。


車と仕事さえあれば引っ越したい・・・!

2012年3月8日木曜日

展示スタート

3/7、昨日より展示をスタートいたしました。
初めての個展です。
やっと始まった! と嬉しい反面、少し不安もあり・・・、
モアノさんの空間、特に地下、探検みたいで楽しい



昼間は1階に光が差し込んでガラスがとても綺麗に映ります。




こうして一つの場で作品をみてみると
自分がめざしている位相はどの作品も同じ
それを違う角度から、違う位置からみたものを作っているのだと感じます。


モアノの店長。
谷根千、上野界隈にお越しの方はぜひ。

2012年2月24日金曜日

シンガポール!

気づけばブログを四ヶ月放置・・・、久しぶりに書きます。
去年の12月から、2月初めまでシンガポールにアーティスト・イン・レジデンスで滞在してきました。
シンガポールとガラス
結びつかないという方は多いと思います。
私が滞在した工房は"Art Glass Solution"、オーストラリア人のジェーンという女性が
今は一人で経営しています。とってもパワフルです!

一軒家の庭が主な作業場、目の前が公園になっているので落ち着いて制作ができます。
日本では主にサントクのガラスを主に使っていましたが、ここではブルズアイがほとんど。ブルズアイは板状のガラス、色も強い。
今まで意識せずにサントクで色を選んでいたけれど、使うガラスが違うと作品の発想が変わってくる。輸入するのは金銭的に大変だけど、気づかされました。これってすごく大事ですね。



さて、シンガポール国内にはジェーンのアートワークがいくつかあります。なので一人ツアー、ぶらぶら。




などなど。
シンガポールのオフィスビルやホテルのロビーではこういったアートワークが多くありました。
そういった土壌(?)があるのはいいなぁと素直に思います。アーティストが活動できる場、受けいられる場としても、もちろんいい。公共の場としてだから、責任、知識、技術・・・、より大きく求められるのだろうけれど、それはアーティストの幅をもっともっと広げる経験にもなる。
自由度が高い・・・。日本ではあまり見られないように思います。
シンガポールは地震や台風、津波など自然災害がほとんどないそうです。
それもすごく大きいですよね、きっと。





同じくオフィスビルやホテルにあったアートワーク

写真が有り余っているのでまた次の機会に載せようと思います。

2011年10月20日木曜日

眠り





眠り

今は眠ろう

ただただ深い眠りの中へ

夜明けは近いのだから

碧く深い眠りの中へ落ちてゆこう

Sleep

Sleep  merely  like  a  baby,

because  the  dawn  is  near.

Let's  fall  into  deep  and  blue  sleep.